初心者でもノーコードで簡単にホームページが作成できる「Wix」。
無料で作成できることもあり、世界中で多くの人に愛用されています。
今回は、「Wixとは何か?」という視点で、はじめてWixを知る方にもご理解いただけるよう、Wixのメリット・デメリットや最新料金プランまで大公開します!
ぜひ最後までご覧ください。
そもそも「Wix」とは?
まず、そもそも「Wixとは何か」をご紹介しましょう。
Wixとは、ホームページやWebサイトを制作できるクラウド型のCMS(Contents Management System)サービスです。
本社はイスラエルにあり、2006年よりWixのサービスが開始されました。
2019年には日本法人が設立され、日本語のヘルプセンターや電話サポートもあるので、海外のCMSでも安心してホームページを作成することができます。
利用者は世界で2億人を超え、世界最大規模のホームページ作成ツールです。
個人のクリエイターのポートフォリオから企業のホームページまで、さまざまな目的・規模に合わせて、初心者でもノーコードで簡単に作れるだけでなく「無料」でホームページ制作できるので、お試し感覚で気軽に作成できることも人気の理由です。
【Wixとは1️⃣】スキルに応じて選べるCMS
Wixは、作成者のスキルに応じて利用方法を選べるホームページ作成ツールなので、初心者から上級者まで幅広く利用できます。
以下の3種類が用意されており、料金プランによってさらに多様なカスタマイズが可能です。
- Wix ADI … 初心者向け
- Wixエディタ … デザインを自由に編集したい方向け
- Corvid … 開発者向け
つまり、Wixとはスキルに応じて選べるCMSといえます。
【Wixとは2️⃣】無料から有料まで予算と用途によって選べるCMS
ホームページ制作ツールの中には、「お試し期間のみ無料」というものも少なくありません。
しかしWixの無料プランは、「完全無料で使い続けられる」ことが強みです。
Wixでは無料でも充分デザイン性の高いホームページを作ることができますが、機能の制限が多く容量が500MBと少ないので、有料のプランを使用すればさらに用途の幅が広がり、ユーザーが使いやすいホームページに仕上がります。
データ容量を増やしたい場合や独自ドメインを設定したい場合には、「Wixプレミアムプラン」がおすすめです。
たとえば、無料プランのドメインは「https://ユーザー名.wixsite.com/サイト名」となりますが、「https://サイト名」など「wixsite」なく設定したい場合は有料プランで設定ができます。
特に、法人企業や個人事業主などでビジネス利用する場合は、必ず有料プラン(Wixプレミアムプラン)にしましょう。
まずは無料で始めてみて、気に入ったら有料プランに切り替えるという人が多いです。
また、「Wixプレミアムプラン」とは下記のように設定された有料プランですので、ぜひご参照ください。
■ホームページプランの料金表
プラン | 月額 | データ容量 | 独自ドメイン | Wixロゴ非表示 | ネットショップ | 多言語機能 |
無料(フリープラン) | 0円 | 500MB | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
パーソナル(旧ベーシック) | 1,200円 | 2GB | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ |
スモールビジネス(旧アドバンス) | 2,100円 | 50GB | ◯ | ◯ | ◯ | 2ヵ国 |
ビジネス(旧ビジネス) | 2,600円 | 100GB | ◯ | ◯ | ◯ | 5ヵ国 |
ビジネスプライム(旧ビジネスプライム) | 12,000円 | 無制限 | ◯ | ◯ | ◯ | 10ヶ国 |
エンタープライズ(旧ビジネスVIP) | 個別見積 | 無制限 | ◯ | ◯ | ◯ | 無制限 |
つまり、Wixとは「無料から有料まで、予算と用途によって選べるCMS」です。
目的によって適したプランを選びましょう。
【Wixとは3️⃣】ホームページを作成するメリット5つ
では、数あるホームページ作成ツールの中で、Wixをつかうとどのようなメリットがあるのでしょうか。
大きなポイントは、以下の5点です。
- 無料でホームページ作成できるので、初心者でも気軽に始められる
- HTMLやCSSなどの知識が不要なので、「ノーコード」で作成できる
- 洗練されたデザインのテンプレートが豊富
- サイトにさまざまな機能を組み込める
- レスポンシブデザインに対応している
1つずつ見ていきましょう。
【Wixホームページのメリット①】無料でホームページ作成できるので、初心者でも気軽に始められる
Wixの大きなメリットの1つが、「無料で利用できる」点です。
独自ドメインの取得は有料プランに加入する必要があり、無料の範囲内では制限があるものの、名刺代わりのホームページであれば無料で十分
作れます。
いつでも有料プランに切り替えられるので、「せっかくお金を払ったのに失敗した」というケースを未然に防げるのもうれしいポイントです。
【Wixホームページのメリット②】HTMLやCSSなどの知識が不要なので、「ノーコード」で作成できる
Webサイト制作にはHTMLやCSSといった複雑な専門知識が必要ですが、Wixであれば必要ありません。
マウスがあればドラッグ&ドロップで直感的な操作で、面倒なコーディングなくホームページを作成できます。
使い方も簡単で、チェック項目を入力したり、質問に回答したりすることで、自動的にサイトを構築してくれます。
デザイナーやプログラマーがいなくても、初心者が簡単にWebサイトを手軽に作成できるのはWixの強みです。
【Wixホームページのメリット③】洗練されたデザインのテンプレートが豊富
Wixといえば、洗練されたデザインのテンプレートが豊富なことが大きな特長です。
海外発のWixならではのおしゃれなデザインは、初心者でもプロ顔負けのホームページ制作が叶います。
特に動的な画面に長けていて、動きのあるダイナミックなデザインのWebサイトで他と差をつけられることも人気の理由です。
カスタマイズもドラッグ&ドロップで簡単にできます。
Wixの豊富なテンプレートに迷ったら、ぜひ以下の記事も参考にご覧ください!
【Wixホームページのメリット④】サイトにさまざまな機能を組み込める
Wixでは、Webサイトにさまざまな機能を組み込めます。
たとえば、問い合わせフォームを入れたい場合、Webサイトの編集ページにある「アプリ」メニューから、クリック1つで問い合わせフォームのアプリを追加することが可能です。
その他、ネットショップ・SNS連携・チャット機能・オンライン予約フォームなど、さまざまなアプリが用意されています。
しかも大半のアプリは無料なので、お金をかけずに便利なホームページを制作できます。
【Wixホームページのメリット⑤】レスポンシブデザインに対応している
レスポンシブデザインとは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのさまざまなデバイスの画面サイズに適した表示になるようにWebデザインを構築することです。
同じWebサイトでもパソコンで開く場合とスマートフォンで開く場合でデザインが異なっていると、見えづらいですね。
Wixで制作したホームページは、そのようなレスポンシブデザインに対応することで、閲覧者にもやさしいデザインです。
【Wixとは4️⃣】ホームページを作成するデメリット5つ
Wixを長期的に使用する場合、デメリットもあります。
挙げられる点は、以下の5点です。
- カスタマイズ性が低い
- テンプレートの変更ができない
- 画面の表示速度が遅い
- バックアップ機能がない
- 無料プランだと広告・ドメイン取得に制限がある
1つずつ解説していきましょう。
【Wixホームページのデメリット①】カスタマイズ性が低い
サイトに簡単にさまざまな機能のアプリを組み込めるのはWixのメリットですが、Wix内部のアプリやプラグインに限ります。
WordPressをはじめとしたホームページ作成ツールに比べると、カスタマイズの自由度は低めです。
必要な機能を見極め、Wixで対応できるか確認してからホームページ作成にとりかかりましょう。
【Wixホームページのデメリット②】テンプレートの変更ができない
Wixでは最初にサイト構築する際、簡単な質問に答えるだけで自動的にデザイン性の高いテンプレートを選ぶことができます。
しかし、途中からはテンプレートを変更することができません。
長期で運用する場合は、お試し感覚で奇抜なデザインを選ぶことを避け、吟味して選びましょう。
【Wixホームページのデメリット③】画面の表示速度が遅い
Wixのサーバーは海外にあり、操作が簡単な分システム設計の面でサーバー側での処理に負荷がかかってしまいます。
また、動的なテンプレートも多いです。
そのため、画面の読み込みに多少時間がかかることは、Wixのデメリットといえます。
少し時間がかかることを把握したうえで、気長に待ちましょう。
【Wixホームページのデメリット④】バックアップ機能がない
Wixにはもともとバックアップ機能がついていないため、自分でバックアップを取っておく必要があります。
また、他のホームページ作成ツールで制作したデータをWixへ移行できません。
ずっとWixを使い続けるのであれば問題がありませんが、もし今後別のCMSへ移行する可能性がある場合は、頭に入れておきましょう。
もし自分でバックアップをとる場合は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
【Wixホームページのデメリット⑤】無料プランだと広告・ドメイン取得に制限がある
Wixの無料プランの場合、ホームページに表示されるWeb広告を非表示にできないのがデメリットです。
企業やビジネス用のWebサイトで広告が表示されるのはあまり好ましくないので、無料プランはおすすめできません。
無料プランは独自ドメインの使用にも制限があります。
外部で購入したドメインは設定できないので、企業で運用することを検討している場合は、月額500円のドメイン接続プラン・月額900円のベーシックプランがおすすめです。
広告非表示におすすめの有料プランは、以下の記事もご参照ください。
【Wixとは5️⃣】簡単にホームページを作成できるCMS 基本手順 は4ステップ
また、Wixとはホームページを作成する基本手順もシンプルなCMSです。
基本手順は以下の4ステップのみ!
- 新規でWixに登録する
- テンプレートのデザインを選ぶ
- 情報を設定する
- 公開する
名刺代わりのシンプルなホームページであれば、簡単に直感的に構築することができます。
順番に見ていきましょう。
【Wixホームページの作成手順①】新規でWixに登録する
Wixの公式サイトから新規アカウント登録を行い、ログインします。
【Wixホームページの作成手順②】テンプレートのデザインを選ぶ
目的やイメージなど、質問に答えながらテンプレートのデザインを選んでいきます。
テンプレートサイトから自分で選ぶことも可能です。
800種類以上もあるので、迷ってしまいそうですね!
【Wixホームページの作成手順③】情報を設定する
ホームページのタイトルや記事、URLなどを設定します。
【Wixホームページの作成手順④】公開する
最後に、ホームページをインターネット上に公開し、全世界で閲覧できるようにします。
Wixホームページのエディタ画面の使い方は以下の記事にも解説してありますので、あわせてご覧ください!
ホームページ作成ツール「Wix」と「WordPress」の違いとは?
ホームページ作成ツールとして、「Wix」と「WordPress」はよく比較されます。
結論からお伝えすると、「初心者であれば、Wixがおすすめ」です。
Wixは画面の操作に従うことでホームページが簡単に作れますが、WordPressはサーバーやドメイン設定に関する知識が必要で、初心者が簡単には作れません。
「簡単におしゃれなホームページを作りたい」ということであれば、Wixがよいでしょう。
企業で使う場合も、社員皆が簡単に扱えるWixを使用していれば、運用も更新もチームで行うことができるので効率的です。
最初の構築はプロに任せたとしても、更新しやすいWixであれば経費も削減できますね。
一方、「ブログを充実させたい」「さまざまな機能を組み込んで本格的なホームページを作りたい」ということであれば、カスタマイズ性の高いWordPressがおすすめです。
まとめ「Wixとは初心者にやさしく気軽に始められるCMS」
Wixとは、「はじめてホームページを作成する人にもやさしく使いやすいCMS」ということが、ここまででご理解いただけたかと思います。
「自分でホームページを作ってみたいけど、予算は低く抑えたい」「初めてホームページを作成するので、サポートがあると安心」という方には、WIx のホームページ作成ツールの利用がおすすめです。
- 無料で始められる
- コーディングの複雑な知識は不要
- 洗練されたテンプレートが豊富
などなど、気軽に使いやすい要素がたくさん詰まっているからです。
もしホームページ作成でご不安な点があれば、「日本Wix研究所」でサポートも行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。